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日本に三度目の原爆が投下される危機
 北朝鮮はミサイルや原爆を持っているとはいえ、その性能においてアメリカにかなり劣ることは誰にでもわかる。北朝鮮とアメリカが戦争となればアメリカが勝つだろうということは子供にもわかる。北朝鮮の首脳も子供程度の知能があればこのぐらいのことはわかる。だから北朝鮮から戦争をしかけることはない。自国が滅亡する戦争をあえてするはずがないからである。一方アメリカは北朝鮮が核とミサイルを完備すれば北朝鮮の存在を無視できなくなる。アメリカの意向通りにならないことがまた増える。これはアメリカにとって都合が悪いから、その前にたたいてしまおうという気持になる。それでアメリカが攻撃をしかける可能性がある。この可能性のほうが北朝鮮がしかける可能性よりずっと高い。
 北朝鮮は日本まで届くスカッドC、スカッドER、ノドンを250基以上持っているとされる。アメリカが攻撃しても一瞬で北朝鮮のミサイルをすべて破壊してしまうことは不可能である。当然いくらかは破壊できないミサイルが残る。壊滅的な損害を受けた北朝鮮は残ったミサイルで反撃するだろう。その対象はアメリカ本土でない。アメリカ本土に届くICBMはまだ完成していないようであり、たとえあったとしても飛行距離が長くその間に迎撃される可能性が高い。だからミサイルの対象は北朝鮮に近い日本になる。核を搭載する可能性が高い。アメリカが北朝鮮を攻めれば日本に3回目の原爆が投下されることが現実味を帯びてきている。日本のすべきことはアメリカと一緒になって北朝鮮に圧力をかけることでない。日本の承認なしに北朝鮮を攻めることがないようにアメリカに強く釘をさすことである。

一文無しが富豪よりたくさんの財産を持っているという話
 財産を持っている人とはどういう人を言うのだろうか。豪邸に住んで、土地をたくさん持ち、預金が何億もあり、高価なブランド物、機器、宝石をたくさん持っている。こういう人を一般的には財産を持っている人と言う。しかしその財産を持っている人が急に目の病気になり、このままでは失明すると医者に言われた。ところがその人が持っているすべての財産を売り払えば買えるほどの高価な薬があり、その薬を使えば失明を免れることが確実ならその富豪はその薬を買うだろうか。自分の財産をすべて売り払い一文無しになってもその薬を買うだろうか。ほぼ百パーセントその薬を買うだろう。すると健康な目は豪邸、たくさんの土地、何億もの預金、たくさんの高価なブランド物、機器、宝石をすべて合わせたものよりも価値があるのである。これは目だけでない。肺も心臓も肝臓も腎臓も大変な価値を持っている。健康な臓器を手に入れるためなら富豪はそのすべての財産をも差し出すのである。まったくの一文無しでも健康な体を持っている人は豪邸、たくさんの土地、何億もの預金、たくさんのブランド物、機器、宝石を持っているが、不健康な人よりも多くの財産を持っているのである。

価値があるとは数が少ないことである
 価値があることの必要条件は数が少ないことである。どんな重要なものでもたくさんあると価値がなくなってしまう。人間は水や空気がなければ生きていくことができない。水や空気は非常に重要なものである。しかし非常にたくさんあるからただ同然になる。

争いは相手が間違っていると主張することから起こるが、人間は間違うものである
 世の中の争いは自分が正しくて相手が間違っていると主張することから起こることが多い。間違っていると言われた相手は傷つけられ、怒り、その相手を間違っていると主張する。お互いに相手を傷つけ合うことを繰り返し、憎悪がどんどん増してついに殺人や戦争にまで発展する。しかし大脳は間違う臓器である。自分が間違っていて何がいけないのか。相手が間違っていて何がいけないのか。大脳は間違うものであり、間違うのは当たり前のことである。

株の買い時
 株は新高値が出た時は、売りを考えるべきです。しかし新安値が出た時は買いを考えるべきでありません。高値覚えがあるため新安値が出ると安いように思い買いたがるものですが、決して買い場でありません。新安値が出てかなり日月がたち、安値に慣れてしまった時や、どこまでも下がるように思った時が買い場です。

果実財産とは
 私は持っている財産が生み出す財産を果実財産と言っている。1000万円の預金があり、利子が10万円つくなら、この10万円が果実財産である。取得金額1000万円の株式を持っており、その配当金が10万円なら、この10万円が果実財産である。固定資産評価金額1000万円の土地を持っており、その固定資産税が14万円なら、この14万円は負の果実財産である。しかしもう一つ大きな財産がある。自分の心身である。自分の心身も財産である。心身の果実財産は働いて得た収入から食費、衣服、自動車などの出費を引いた金額となる。

仮説検定の不備
 仮説検定による研究は一般的な人間の状態を示すだけである。95%の確率でこうであるということを言うだけである。そこには必ずあてはまらない5%の人がいる。項目が一つだけなら95%の確率なのだから自分にもあてはまる確率が高い。しかし項目が多くなってくると話は違ってくる。肝、心、肺、腎、胃、腸、大脳、目、耳、生殖器に関連する10項目で調べるとすると、10項目すべてで95%に入る確率は0.95の10乗だから約60%に過ぎない。20項目で調べるとすると、20項目すべてで95%に入る確率は0.95の20乗だから約36%に過ぎない。100項目で調べるとすると、100項目すべてで95%に入る確率は0.95の100乗だから約0.5%に過ぎない。100項目も調べればたいていの人はどれかで95%からはずれるのである。医学で調べる項目は100項目だけでない。はるかに項目数が多い。そのすべての項目で95%に入る人は非常にまれなのである。


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